タイ北部で巨大森林火災。消火に１日以上。野焼き放火犯33名逮捕も、罰金はたったの500バーツ！

これではだれも耳を傾けてくれません。

２月４日、タイ・ルーイ県のチャイヤプルークの森林火災についてタイメディアが報じています。
今回の森林火災では、１日以上燃え続け、多くの住民に深刻な影響を与えました。

火災範囲は広く、炎は数キロメートルにわたって燃え広がりました。
ボランティア隊は木製の消火棒や送風機を使用して延焼を防ぐための防火帯を設置し、拡大を防いでいました。
最終的に、約30時間の作業を経て完全鎮火となりました。
被害面積は約400ライ（約640,000㎡）に及んだと報告されています。

違法な野焼きで33人が摘発、罰金はたったの500～1,000バーツ

ルーイ県のチャイポット知事は、県内14郡で厳格な「野焼き禁止令」を実施し、森林火災やPM2.5の深刻化を防ぐ対策を進めていたと話します。

この対策の一環として、違法に野焼きを行った33人を摘発し、1人あたり500～1,000バーツの罰金を科しました。

タイでは毎年乾季に入ると放火による森林火災が多発し、大気汚染（PM2.5）の深刻化が問題視されている。
政府は違法な野焼きを防ぐため、取り締まりを強化していますが、全く効果はあがっていないようです。

罰金が、子供のお小遣い程度では、誰も耳を貸そうとしないでしょうね。