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タイ東北地方、バナナ園で新生児発見! 16歳の少女「妊娠に気づかなかった」。
- 2025/2/3
- 事件(タイローカル)

2月2日、タイ・ブリーラム県のバーンプラッドプクに住む ソームクンさん(75歳) が、料理用にバナナの葉を採りに行った際、生まれたばかりの男児 を発見しました。
赤ちゃんは出産して間もなくの状態とみられ、バナナの木の根元に放置されており、体中をアリに噛まれていたと言います。
すぐに救助され、病院に搬送されたところ、 体重2,840gの健康な状態であることが確認されました。
警察の捜査により、赤ちゃんの両親は16歳の少女と17歳の少年であることが判明します。
2人は事実を認め、「親に知られるのが怖くて赤ちゃんを放置した」と話しています。
少年(Aさん・17歳) は、「1年以上交際していたが、両家の親に内緒にしていた」と説明します。
事件当夜、 少女(Bさん・16歳) が「お腹が痛い」と言って彼の家に泊まり、トイレに行った後、何事もなかったように戻ってきたといいます。
少女は「妊娠に気づかなかった」と話します。
Bさんは、祖母と暮らしており、妊娠に全く気づいていなかったといいます。
出産した時はあまりにも突然で驚き、どうしていいか分からず、 近くのバナナの木の根元に赤ちゃんを放置してしまいました。
しかし、その後も赤ちゃんの様子を見守っていたと話します。
警察は、2人が妊娠・出産に関する知識がなく、 相談できる大人もいなかったため、適切な判断ができなかった 可能性が高いとみている。
現在、少女は 出産による大量出血 で体調が悪く、医師の治療を受けています。
今後、 心理カウンセラーを交えて事情聴取 を行い、未成年の2人やその家族の心理的ケアを進める方針とのことです。
タイの特に地方では、こういったケースが多く、また避妊などの知識はあっても行われないケースが多いので、「望まない出産」という問題が発生しやすくなっています。
しかし子供は生まれてきます。この子供たちはどうなってしまうのでしょう。
少なくとも子どもたちにとって困難が待ち受ける、非常に厳しい人生のスタートとなったことでしょう。