タイ警察、地域の有力者による犯罪対策センターを設立。高利貸し、恐喝、人身売買、ヒットマン等々。

タイ王国警察のキッティラット・パンペット長官は1月29日、影響力のある人物、依頼殺し屋、重大な犯罪者に対抗するためのプロジェクトセンターを設立する警察命令に署名しました。

このプロジェクトは、全国の警察力を統合し、公共の福祉と安全に悪影響を与えるあらゆる種類の犯罪の根源と見なされる影響力のある人物や殺人依頼などに対して行動を起こすことが目的とされています。

影響力のある人物に該当する特性には、以下のようなものがあります。

・無許可で融資を行う高利貸し
・入札談合や公共入札の妨害
・バイクタクシーやレンタカー業者への恐喝
・工場、店舗、娯楽施設などの事業所への恐喝
・税金逃れのための密輸(違法燃料、パーム油、タバコ、アルコール、違法商品の輸入仲介を含む)
・違法賭博を運営(地下賭博、違法宝くじ、オンライン賭博など)
・人身売買、強制売春、児童搾取に関与
・王国への不法入国や不法滞在に関与
・偽の理由で市民を海外で働かせる詐欺に関与
・観光客を騙す詐欺に関与
・ヒットマンを用いた殺人
・脅迫や暴力を使う借金取り
・武器の密輸(銃火器や爆発物を所有する者を含む)
・公有地を侵害したり、自然資源や環境を破壊する行為に関与
・高速道路や公道で犯罪を仲介したり、犯罪を保護して金銭を恐喝
・薬物密輸に関与(薬物の販売者を保護したり、薬物関連の借金を取り立てる者を含む)
・人身売買の組織に関与

調査チームには、犯罪抑制に精通した警察官がタスクフォースに加わっています。

本誌でもひるまず、タイのゴッドファーザー(ジャオポー)について説明をしたことがありましたが、タイの特に地方には、マフィアのような有力者が、警察以上に(警察もグル?)幅を利かせ一般市民生活を脅かしています。

政治の世界にも浸透してきているので、まおそらく茶番で終わってしまうかと思いますが、一応お伝えしておきましょう。

タイの闇深案件「ジャオポー」。チャダー内務副大臣周辺における不祥事の数々。

汚職で懲役10年を受け海外逃亡した、サムットPの「ゴッドファーザー」ワタナーがこっそり帰国。

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