サムットプラカーンシティFC、財政難により解散。タイリーグ2から除名と200万バーツの罰金。
- 2025/1/23
- 芸能・スポーツ全般
タイサッカー協会の規律・倫理委員会は、財政問題を抱えるサムットプラカーンシティFCをタイリーグ2から除名し、200万バーツの罰金を科しました。
タイサッカー協会の委員会は1月21日に会議を開き、2024-25年シーズンの終盤に試合にチームを出場させることができなかったとして、サムットプラカーンシティFCに対して6つの処分を決定しました。
サムットプラカーンシティFCは深刻な財政難に直面しており、シーズン終了時には解散に至りました。
この財政問題により、選手やスタッフへの給与が未払いとなり、多くがクラブを離れる事態となりました。
結果として、クラブはシーズン後半戦に競争力のあるチームを編成することができず、解散に追い込まれてしまいました。
さらにサムットプラーカーンシティFCは、2024年11月18日に、元選手やスタッフへの未払い債務が原因でFIFAから新選手の獲得を禁止されました。
この移籍禁止処分により、チームを補強し競争力を保つことが困難になり、最終的に解散の原因となったと伝えられています。
2025年1月7日、タイリーグ株式会社はすべてのクラブに対し、サムットプラカーンシティFCとの試合を中止する旨の通達を発表しました。
21日、規律委員会は以下の処分を全会一致で決定しました:
・タイリーグ2からの除名
・200万バーツの罰金
・タイサッカー協会への損害賠償の支払い
・協会から受けた財政支援の返還
・チームの未消化試合のすべてを終了扱いとする
・タイサッカー協会のメンバー資格剥奪
サムットプラカーン・シティFCは2008年に「パタヤ・ユナイテッド」として設立され、2018年に現在の名称に変更しました。
2019年にタイリーグに参戦し、初年度および2020-21年シーズンには上位6位以内に入る実績を収めましたが、2022-23年シーズンにタイリーグ2に降格しています。