タイの寿司店は6.8%減少。日本食ブーム拡大の最中、寿司店は競争激化に直面中!~JETRO調べ
- 2025/1/11
- 日本料理
日本貿易振興機構(JETRO)の調査によりますと、タイ国内の和食レストラン数は2024年に約6,000店に達し、2023年から2.9%増加しています。
観光地であるチェンマイやプーケットの増加が特に顕著で、それぞれ23店舗と11店舗増加しました。
寿司業界の競争激化
しかしながら和食の代表、寿司店は6.8%減少し、1,279店舗に落ち込みました。
JETROバンコク事務所の黒田所長は、「高品質で手頃な寿司の登場が消費者の期待を高め、競争を激化させた」と説明しています。
カフェスタイルの台頭
一方「カフェスタイル」の日本食店は2024年に13.1%増加しました。
この成長は、観光業の活況と、従来のレストランよりもリラックスして利用しやすいカフェの人気によるものです。
高級ダイニングの増加
1人あたり1,000バーツ以上の高級和食レストランも13.9%増加し、味にこだわる消費者層が増えていることを示しています。
課題と展望
日本食レストラン市場の拡大には、原材料費や労働、家賃の上昇、地方での消費者ニーズへの対応などの課題があります。
しかし、JETROは、経済状況や消費者層の変化による影響はあるものの、2024年も日本食業界の成長を予測しています。