男性が牡蠣30個を食べた後、急性腎不全を発症。滋養に効く牡蠣は、ロシアンルーレットでもある?!

タイでも、生ガキを食べる習慣があり、高級レストランから屋台まで、さまざまな場所で食する機会があります。
しかし、通常の食べ物でも、定期的に食あたりを引き起こしてしまうタイです。
タイで食べる生ガキは、一種のロシアンルーレットなのかもしれません。

肝臓と消化器の専門医であるイエ・ピンウェイ医師は、台湾の20歳男性が生の牡蠣を30個以上食べた後、腹痛を訴えた事例について医学的な見地から説明してくれています。

彼は友人とともに牡蠣を食べ、帰宅してから2時間後に激しい腹痛と下痢を4~5回繰り返し、その後も下痢が続いたと言います。

男性は立つこともできないほど衰弱し、病院に運ばれました。
救急医は、細菌性の腸炎を疑いました。
これは、調理が不十分な食品や不衛生な食品を摂取したことが原因と考えられています。

医師は、男性が感染によるショック状態と急性腎不全に陥っていたと述べ、「20代の若者がこのような食事をするのは非常に危険だ」と述べています。
医師は直ちに抗生物質と点滴を投与し、患者は感染が完全に治るまで1週間以上の入院治療を必要としていました。

また、別の医師のグオ・イェンリャン氏も、同じく20代の男性が性的スタミナを高める目的で牡蠣を食べた後、1晩に10回以上の下痢を経験し、救急病院に運ばれた事例を語りました。

グオ医師は、牡蠣には亜鉛が豊富に含まれ、炭水化物、タンパク質、脂肪の代謝に関与し、男性の精巣機能や精子の生産を正常に保つために不可欠であると説明しています。
そのため牡蠣はしばしば、性機能向上の秘密兵器と信じられているケースがあります。

食品医薬品局は、生牡蠣、刺身、サーモンの卵、冷たいエビなどの生の海鮮料理や、半熟卵、生卵黄と白ご飯の組み合わせなど、リスクを考慮せずに生食品を追求することの危険性を警告しています。
湿度が高く暑い環境では、食中毒を引き起こす細菌(ビブリオ・エンテリティディスやサルモネラ菌など)が増殖しやすく、適切に調理されない場合、食中毒が発生し、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状が現れる可能性があるとのことです。

私も以前は生ガキが大好きだったのですが、タイでそれ相応の経験をしたため、今は最低限、火を通してから食べるようにしています。
おっきいのが、ちっちゃくなるんですよね~。(泣)

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