タイで野生の象と出会ったら? タイ国立公園局が安全対策と危険サインを指南。

昔よりは激減したとはいえ、タイは自然の宝庫。
地方へ旅行に行った際、思わぬ野生動物に遭遇する可能性があります。

12月13日、タイ国立公園局は、森林や観光地で野生の象と遭遇した際の適切な行動について、以下の9つの注意事項を発表しました。
また、危険な象の特徴も明らかにしています。

野生の象と遭遇した際の9つの注意事項

①静かにする近距離で象に出会った際、声を上げて驚かせない。象がパニックになり、攻撃してくる恐れがあります。
②周囲の確認:近くに大きな木があれば、それを盾にして身を隠す。
③荷物を捨てる:荷物を置き、身軽な状態で逃げる準備をする。
④声を出して退避象が向かってきた場合、大声で叫び、手を振って注意を引きながら、その場から移動する。
⑤斜面を利用する:斜面を下るように逃げる。象は急斜面での移動が苦手です。
⑥地形を活用する:平地では、45度の斜め方向に走り、大きな木を盾にしながら逃げる。象は大きな体のため、素早く方向転換できません。
⑦転倒時の対応:逃げる際に転んだ場合、冷静に転がって象の攻撃範囲外へ移動し、すぐに立ち上がって再び逃げる。
⑧最終手段:逃げる時間がない場合、木の枝や道具を使って象の目や爪を攻撃し、動きを止めて逃げる隙を作る。
⑨安全確認後に報告:安全を確保したら、速やかに関係機関に連絡する。

危険な象の特徴

野生の象が耳を大きく広げ、鼻を動かさず、鋭くこちらを睨んでいる場合は、即座にその場を離れましょう。

また、以下の点にも注意が必要です:

・象の近距離での写真撮影は避ける。
・象の後を追わない。
・音を立てない。
・食べ物をしっかりと片付ける。
・夜間の宿泊は指定された場所で行い、職員の指示に従うこと。

野生の象は、動物園の象やアニメの中の象ほど、やさしくありません!
ただ必要以上におそれず、問題を起こさないよう冷静に対処してください。

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