インラック帰国説と仮釈放緩和措置法案の関係性。タイの法律は「チナワット一族」のモノ?!

こんなことが許されたら、街中が犯罪者だらけになります。

最近、犯罪者を放出する法案作成の動きが、海外逃亡中のインラック・チナワットが帰国した際に、刑務所送りにならないようにするために布石であるとの批判が噴出しています。

法務省は現在、過密する刑務所問題に対し、受刑者を放出すること(仮釈放)で解消しようとするのに適格であると主張しています。

法務大臣タウィー氏によりますと、この法案は現在、草案の作成過程にあるとのべています。
判明している内容として、刑期が4年未満の人々が特別に設置された委員会の決定により、仮釈放されるというものがあると言われています。

この法案によって、インラックが帰国の際、恩恵を受けるのではないかという疑念が高まっており、現在も米政策を巡る失策で5年の懲役刑を受けている中で、これらの憶測が高まっています。

また、チナワット家を愛してやまない日本のクォリティペーパーに対して、タクシン・チナワットが語ったところによりますと、インラックは2025年4月ごろに帰国するだろうと述べており、この法案との同調性に、人々の懸念がさらに高まっています。

専門家たちはこれを「タクシンモデル」と比較し、タクシンに有利に実施されたとされる拘留規則に言及しています。
それらの規則は、すべて2023年の選挙キャンペーン中に、軍政のパラン・プラチャラート党からタイ貢献党に移籍した当時の法務大臣ソムサック氏によって推進されたとされています。

これらの規則では、「重篤な」健康問題を抱える受刑者は刑務所外での拘留が認められ、6ヶ月以上の刑期、または刑期の3分の1以上が経過した受刑者には刑期の減少が認められるとされています。
後者の規則には、受刑者の行動なども考慮されています。

タクシン元首相は、3つの汚職事件で有罪判決を受け、亡命中に8年の刑期が言い渡されました。
帰国後、すぐに王室の恩赦が発せられ刑期は、あっという間に1年に減刑となりました。
さらに、他に入院患者病院などいない病棟で180日間を快適に過ごし、2024年2月に仮釈放され、1年の刑期は今月終了してしまいました。

政治的観察者(でなくとも)は、「チナワット一族」がインラックの刑期を減らすために働きかけていると批判しています。

インラックが予測通り来年帰国するかは確定していませんが、かつて米政策を巡る問題に関連し投獄された人物たちが、次々と解放されつつあることで、さらに信ぴょう性が増しているとタイ地元メディアは伝えています。

こんなんじゃ、この国の人は誰も、法律守りたくないわけだわ。

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