タイの家計債務総額が13.6兆バーツに! 深刻な経済状況。金のばら撒きでは解決できません!

2024年第3四半期時点で、タイの家計債務総額が13.6兆バーツに達したと、タイ国立信用情報局(NCB)の報告書が明らかにしました。
この数値は、タイの経済状況の深刻さを物語っています。

同時期における不良債権(NPL)は、1.2兆バーツと推定されています。

家計債務全体の増加率は鈍化したものの、中小企業(SME)の不良債権が年々増加している点が懸念されています。
特に、中小企業向け融資の不良債権は前年同期比で20%増加しており、経済全体への影響が懸念される状況です。

タイ国立信用情報局CEOであるスラポン氏は、この増大する負債、特に中小企業の負担に懸念を示しました。
同氏は、家計債務に対処するための施策が実施されている一方で、中小企業支援にさらに注力する必要があると述べています。

タイ経済がパンデミックからの回復を続ける中で、債務水準を注視し、持続可能な経済成長を促進する政策を講じることが重要です。
特に、家計や中小企業が直面する課題に対処することで、負債増加に伴うリスクを軽減し、より強固な経済の未来を築くことができると、スラポン氏は述べています。

全くその通りです。
選挙票稼ぎに金をばら撒くだけでは、焼け石に水です。
観光で人が来ても、ちっとも庶民の懐に落ちないのでは話になりません。
また産業も外国資本に頼りっぱなしで、国の根幹であるハード面に現政府は無策です。
きちんと状況が分析されているにもかかわらず、政府だけが現実知らない知ろうとしない、そこにこそ全ての問題があるのです。

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