Minor Hotels、5年以内に世界で1,000ホテルを目指すと、その戦略を発表。
- 2024/11/22
- ホテル情報
Minor Hotelsは、アジアを中心にした積極的な拡大戦略を発表し、5年以内に世界で1,000軒以上のホテルを展開する計画を明らかにしました。
現在は561軒のホテルを運営しており、114のプロジェクトが契約済み、さらに173件の案件が交渉中です。
中国と東南アジアが主要市場となる一方、日本やベトナムなど新たな市場への進出も視野に入れています。
同社は「資産ライト」ポリシーを掲げ、多くの物件をフランチャイズや管理形式で運営し、効率的な資本活用を推進しています。
また、ホリスティックウェルネス分野への進出も検討中しています。
中でもタイ市場への期待が特に高く、2024年には3,500万人の外国人訪問者が見込まれ、観光収入は1.77兆バーツに達する見通しとなっています。
同社はタイでの事業拡大を優先しつつ、2026年までにアジア全体で100軒の新規ホテル開業を計画しています。
また、2018年に買収したNH Hotelsブランドの展開も進めており、バンコクで新たに開業した「NH Boulevard Hotel」をはじめ、スリランカやモルディブにも進出しています。
今年の売上は前年同期比11%増の1,002億バーツ、純利益は13%増の31億バーツを記録しており、欧州とタイ市場が同社の業績を牽引しています。