14人殺害の毒婦「シアン化物キラー・エム」に死刑判決。元警察官の夫は減刑。

昨年、世間を震撼させた殺人事件、「シアン化物キラー・エム」とメディアから呼ばれた毒婦が、連続殺人事件の最初のケースとして、11月20日死刑判決を受けました。

刑事裁判所は、36歳のサララット・ランシウタポーン被告が32歳の友人シリポーン・チャンウォン氏を計画的に殺害した罪で有罪と認定しました。

また、サララット被告の元夫であるウィトゥーン元ラチャブリー警察副署長とその弁護士のタニチャ氏(36歳)は、証拠を隠滅し、サララット被告の罪を逃れさせようとした罪で有罪となっています

 

死刑判決

2023年4月14日に提起された訴訟では、サララット被告が被害者とラチャブリー県バンポン地区の寺院に功徳(タンブン)旅行にいった際、被害者の食品や飲料水にシアン化カリウム(青酸カリ)を混入し、被害者を殺害する明確な意図があったとされています。
被害者は毒殺され、サララット被告は救助の一切をしませんでした。
さらに、被害者が持っていた所有物9点(154,630バーツ相当)を盗んだとされています。

また、第3の被告タニチャは、ウィトゥーン被告に盗品を隠すよう指示し、サララット被告が法的措置を回避するのを助けようとしたと訴訟は述べています。

3人の被告は昨年7月18日の起訴時に無罪を主張しましたが、サララット被告のみ拘留、他の2人は保釈されていました。

そして11月20日、裁判所は3人全員を有罪と認定し、サララット被告に死刑を言い渡し、他の2人には懲役2年を科す判決を出しています。
しただし、ウィトゥーン被告の刑は3分の1減刑となり、1年4カ月の懲役と、被害者の母親への240万バーツの賠償金支払いを命じられています。

シリポーン氏の不可解な死は捜査を引き起こし、警察はサララット被告が他に14人の被害者を殺害した可能性があることを発見することができました。
他の事件についての裁判は、まだ続いています。

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