日本人もターゲットに! ナコンシータマラート県で中国人詐欺集団のボスを逮捕。地元副市長が賃貸収入。

タイ・サイバー警察は、タイ南部ナコンシータマラート県で、大規模な国際詐欺組織を運営していたとして、中国人容疑者を逮捕しました。
被害者は日本人もいたと伝えられています。

テクノロジー犯罪捜査課第5部は、33歳の中国国籍のジャン容疑者を逮捕しました。
捜査により、彼が大規模な詐欺グループのリーダーであることが判明しています。

この逮捕は、2024年3月29日にサイバー警察がDSI(法務省特別捜査局)、警察第8管区捜査官、移民警察、NBTC(国家放送通信委員会)職員など、総勢100人以上とともに、ナコンシータマラート県の4か所を一斉捜索したことに続くものでした。
この捜査は、中国人を主体とするコールセンター詐欺集団を対象とし、タイ、中国、ロシア、日本の被害者を狙ったものでした。

この際、当局は90人の容疑者を逮捕し、その中には中国人、タイ人および外国人の共犯者が含まれていました。
押収品には、192台のコンピュータ、854台の携帯電話と偽造SIMカード、22台のルーター、342件の振り込み詐欺用銀行口座が含まれていました。

さらなる捜査により、同県チャンディ市副市長51歳のラワディー氏が、この中国人コールセンター集団が運営されていた物件の所有者であり、賃料収入を得ていたことが判明しています。

中国人リーダーであるジャン容疑者は、バンコクナンバーのオレンジ色のフォード車を使用して、チャンディ・グランドビレッジの宿泊先とジンヘンホテル(Jin Heng Hotel)間で中国人を輸送していたと伝えられています。

警察は容疑者を一時拘束し、観光警察の捜査官に引き渡して法的手続きを進めています。

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