バンコクバスターミナル付近のごみのポイ捨て問題。コンサートやイベント開催禁止の事態へ。

以前もおつたえしましたが、住民からの騒音やゴミに関する苦情がひどく、カムペーンペット6号通り沿いでのコンサート開催が禁止にまでに至りました。

バンコクのチャトゥチャック地区にあるバンコクバスターミナル(モーチット2)隣、カムペーンペット6号通り沿いでのコンサートやイベントの開催が、この度、騒音やゴミに関する住民からの苦情を受けて禁止となりました。

この土地の所有者であるタイ国鉄(SRT)は11月1日、立て看板を設置し、民事裁判所の保護命令に基づき、この場所でのイベント開催を禁止する旨を告知しました。

タイ国鉄は、住民からコンサートの騒音や訪問者によって放置された大量のゴミについて、多くの苦情が寄せられていると理由を述べています。

このエリアはSRTが所有しており、バスターミナル利用者のための歩道として確保されているものでしたが、一部の団体が不法占拠し、SRTは立ち退きを求めて裁判所に訴えを起こしていました。

裁判が続く中、一部のコンサート主催者は、SRTの許可なしにこの土地で音楽イベントを開催し、周辺住民に迷惑をかけているとも主張しています。
SRTは、裁判所の命令が遵守されるよう、この土地を厳しく監視する方針です。

先月、国民党(前進党の後継党)のスパナット議員が、カムペーンペット6号通りにゴミが放置されている写真をSNSで共有し、当局に対処を促しました。

これぞバンコクの恥?! チャトゥチャック地区いつもゴミだらけ。ごみを回収できない理由がそこにはある!

副首相兼運輸大臣のスリヤー氏によると、調査の結果、10月12日から14日の連休中に一部の民間バス運営会社がカムペーンペット6号通りにバスを駐車し、ゴミが乗客によって放置された可能性があることが判明しました。

また、SRTの許可を得ていないコンサートが近くで開催されていたことが問題を悪化させ、コンサート参加者が元から捨てられて放置されていたゴミの山を、ゴミ捨て場と誤認した可能性があるとも述べました。

運輸省は、この問題に対応するため、モーチット2周辺の道路すべてに赤白の線を再塗装し、駐車禁止区域を示しました。
また、違反したバス運営会社には営業許可の取り消しも警告しています。

もともとポイ捨ては文化のタイ王国ですから、取り締まりは警告だけでなく実行しなければ、タダの案山子です。
案山子は、カラスにすら馬鹿にされます。
しかし、無許可でコンサートとか開いても、当局が全く気にしないって、普段どんな仕事してるんですかね?

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