スターバックス、「ワンバンコク」内に4番目の旗艦店。最大かつ環境に配慮。グリーンストア認証済み。
- 2024/10/30
- バンコクとその近郊
スターバックスはバンコクに4番目の旗艦店をオープンし、これまでで最大かつ最も環境に配慮した店舗と位置付けていると発表しました。
この新たな旗艦店は、先日オープンしたばかりの「One Bangkok」に位置し、860平方メートルの広さを持つタイ国内最大規模の「スターバックス リザーブ™」ストアとなっています。
また、環境保全への取り組みとして、「グリーン・ストア」(Greener Store)認証も取得しています。
この「グリーナー・ストア」は、スターバックスが掲げる2025年までに10,000店舗を環境に配慮した「グリーナー・ストア」とする目標に沿った取り組みです。
この目標は、2030年までに炭素排出、水使用、廃棄物を半減するという長期的な持続可能性目標を支えるものです。
環境への取り組み
この店舗では、タイ初となる総合的なリサイクルエリアを導入し、顧客が残った飲み物をすすぎ、カップを洗浄し、廃棄物を適切に処理できるような「サステナブルコンディメントバー」を設置しています。
また、「LITTLE CHOICES. BIG CHANGES」キャンペーンの一環として、マイカップ持参で10バーツの割引も提供されています。
タイのコーヒー市場と店舗デザイン
タイのコーヒー市場は、2024年には33億1,000万米ドルと評価されており、2029年には39億2,000万米ドルに達する見込みです。
年平均成長率(CAGR)は2.16%とされています。
この成長市場に対応するため、スターバックスは2024年末までにタイ国内で20店舗の「グリーナー・ストア」開設を目指しています。
店舗デザインも特筆すべき点です。
店舗のデザインは、北部タイの山岳部の景観や、現地の民族文化を反映しており、地元のアーティストによる作品が店内に展示されています。
加えて、バリスタと顧客がより密接に交流できるように、カウンター下に配置されたOVISO™エスプレッソマシンも特徴の一つです。
このように、スターバックスの新たな旗艦店は、地域文化と環境保全への意識を融合させ、タイ国内のコーヒー愛好者に新しい体験を提供する場となっています。