Green Carbon株式会社、タイ王室灌漑局(Royal Irrigation Department)主催のワークショップに登壇

Green Carbon株式会社(代表取締役:大北潤、以下Green Carbon(読み;グリーンカーボン))は、2024年9月16日(月)にタイのバンコクで開催された、タイ王室灌漑局(Royal Irrigation Department;以下、RID)主催のWorkshop on Climate Smart Agriculture for Alternative Wetting and Drying of Rice Cultivation in Thailand(以下、本イベント)に登壇したことをお知らせします。本イベントでは、稲作の間断灌漑(以下、AWD※1)を活用したカーボンクレジット創出や、タイの水田における脱炭素ポテンシャルについて紹介しました。

 

◆本イベント概要

主催     :タイ王室灌漑局(Royal Irrigation Department:RID)

日時     :2024年9月16日

場所     :RID Headquarters/Rama Garden Hotel

言語     :タイ語・日本語

プログラム概要:

9:00 – 9:15開会の挨拶

9:15 – 10:00稲作における気候変動対策の概要について(日本側)

10:15 – 11:00RIDが携わるプロジェクト概要について(タイ側)

11:00 – 11:45T-VerのAWD方法論の概要について(タイ側)

13:00 – 13:45AWD導入の条件となる土地準備について(日本側)

13:45 – 14:30日本における稲作のスマート灌漑管理について(日本側)

14:45 – 15:30JCMにおけるAWD方法論について(日本側)

15:30 – 16:15民間企業によるカーボントレードについて(日本側)

◆本イベント登壇の背景

Green Carbonは、東南アジアを中心に自然由来のカーボンクレジット創出に取り組んでおり、森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど幅広いプロジェクトを展開しています。中でも、AWDを用いた水田のメタンガス削減プロジェクトをメインに、ベトナム、フィリピン、タイを中心に事業を進めております。

今回、海外でのAWDによるカーボンクレジット創出の知見や実績が評価され、本イベントの招待をいただきました。タイには1000万haの水田面積をはじめ、大規模なカーボンクレジットの創出ポテンシャルがあるため、本イベントではタイにおけるカーボンクレジットの市場動向や、水田ポテンシャルについて紹介し、RIDとの連携を深めました。今後はタイでの事業展開をさらに促進し、カーボンクレジット創出を通じて、タイの脱炭素活動に貢献してまいります。 

 

〇CEO大北潤の登壇写真
〇本イベント登壇者集合写真

〇関連リリース

タイ関連のリリースは下記を参照ください。

https://green-carbon.co.jp/tag/thailand/

 

 

※1:AWD(間断灌漑)

間断灌漑(AWD)は水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返すという手法になります。間断灌漑(AWD)の場合、連続的な入水に比べ、水使用量を削減することができ、水資源の保全にも寄与します。

 

 

◆Green Carbon 株式会社 

代表者   :代表取締役 大北 潤 

所在地   :東京都港区赤坂5-2-33IsaI AKASAKA607   

設立    :2019年12月 

事業内容  :カーボンクレジット創出販売事業、農業関連事業、環境関連事業、その他、関連する事業及びESGコンサルティング事業 

URL    : https://green-carbon.co.jp/

 

 

◆Green Carbon事業紹介 

Green Carbonは、「生命の力で、地球を救う」をビジョンとして掲げ、カーボンクレジット創出・登録・販売までを一気通貫してサポートする事業を展開しています。その他にも、農業関連事業、研究開発事業、ESGコンサルティング事業なども展開しております。中でもメインで進めている水田のメタンガス削減によるカーボンクレジット創出PJでは、日本初・最大級(約6,220t)で水田のJ-クレジットの認証を取得しており、2024年度は約50,000haに拡大していく予定です。また、クレジット登録・申請・販売までをワンプラットフォームで完結するサービス「Agreen(アグリーン)」を提供しており、クレジットの申請登録時にかかる手続きや書類作成などを簡略化し、クレジット創出者の工数を削減しています。 

 

 

〇タイ王室灌漑局(Royal Irrigation Department)の紹介

タイ王室灌漑局は、1902年にタイの水資源管理と灌漑システムの設計・運営を担当する政府機関として設立されました。主に農業生産性の向上や洪水対策を目的に、全国の水資源を効率的に管理しています。地域の農業者と協力し、灌漑技術の改善や水資源の効率的な配分を図ることで、タイの農業発展に寄与しています。

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