【タイ北部】洪水被害の音楽教室救済のため、日本人ピアニストらが慈善コンサートを開催!

50年ないし100年に一度とも言われる大水害に見舞われているタイ北部チェンライ県。
県庁所在地のムアン・チェンライ市内を流れるコック川の氾濫の影響で、全てのレッスン室とピアノが水没するという甚大な被害を受けた当地の「ラック・ピアノ」教室を救うため、国立マヒドン大学の中川恵里助教授(音楽学部ピアノ科)らが立ち上がりました。

この度、バンコクのスクンヴィット地区にFAZIOLIピアノ等のギャラリーを展開する「Peterson Sukhumvit#26」の協力で、きたる10月4日(金)に慈善コンサートを開催します。

慈善コンサートでは中川助教授の弾くピアノに、タイ・フィルハーモニック・オーケストラのコンサートマスター Omiros Yavroumis 氏(ヴァイオリン)と米国フロリダ州のNaples Philharmonicにて主席チェリストを長く務めたAdam Satinsky氏(チェロ)が加わるピアノトリオが中心となり、フォーレやチャイコフスキーの名曲を披露します。

チェンライの被災ピアノ教室からは、ふたりのリトルピアニスト Jamieくん(本名Pitch Seanbualuang, 7歳)と同市に在住する日本人の西野有紀ちゃん(8歳)が駆けつけ、コンサートの前座を飾る予定です。
ちなみに二人とも、10月中旬に大阪で開催される大阪国際音楽コンクールの決勝大会出場を決めている実力の持ち主です。

「ラック・ピアノ」教室は設立者のタイ人トン先生が中心となり、長年にわたりチェンライにおけるピアノ教育の礎を築いて来た県内随一の音楽教室です。
特に未就学児や小・中学生への熱心な指導に定評があり、本国タイのみならず日本で開催される前述の大阪国際音楽コンクールやショパン国際ピアノコンクール in Asiaの本選へも生徒を派遣するなど、将来有望な若きピアニストたちを数多く生み出してきました。

一方で当教室で学ぶ子供の中には、経済的理由により家庭にアコースティックピアノを持つことが難しい子たちもまだ多く、その子たちにとっては当教室のみが、実際の木製ピアノで練習出来る唯一の場所となっています。

秋の夜長に慈善コンサートで優美な音楽に耳を傾け、異国のタイで芸術を通じて貢献する音楽家たちと熱い情熱を分かち合ってみてはいかがでしょうか。

コンサート情報は掲載のポスターを参考に。ポスターにあるQRコードからコンサートチケットの購入及び義援金の募金が可能です。

ご不明な点などございましたら、こちら(lovepianocr@gmail.com)までお問い合わせください。   (日本語可)

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