タイ国家汚職防止委員会はやる気なし! 刑期中のタクシンは仮病だったのか? 元議員も追及にうんざり。

この国は、国の中枢が腐りきっているので、いつまでたっても国民が豊かになることはありません。
誰もが分かっている事実なのに、それを代えることができません。
それが故に、いつまでも三流の国と海外から見られるのです。

9月20日、元議員であるニピット氏は、「もううんざりだ」とのメッセージを投稿しました。
昨夜、仲間たちと共に、タイ国家汚職防止委員会(ป.ป.ช.)に対して、タクシン・チナワットが刑期中、警察病院のVIP病棟とされる14階に滞在していたのかという件の、調査の進展を尋ねに行きました。

しかし1か月前から予約をしていたにもかかわらず、この日は担当者が誰もおらず、彼らは私たちを軽視しているようだと語っています。

得られた情報は、タクシンが警察病院に滞在したことが国家にどれだけの損害を与えたかについて調査しているということでした。
担当者は、刑法157条の事件では、国家が受けた損害の計算が必要だと伝えてきました。

二ピット氏は「今日はただ話を聞くだけで、質問する気力もありませんでした。
担当者が不在であるため、これ以上追求するのは時間の無駄でした。
私は「独立機関の設立の目的を忘れないでほしい」と伝えました。
今では、独立機関の公務員の多くが、その設立目的を忘れてしまったようです。
試しに独立機関の公務員に尋ねてみてください。きっと答えられず、混乱するでしょう。」と語っています。

公務員が自分たちの本質的な使命を理解していなければ、憲法の意図に沿った職務を遂行することは困難です。
タクシン・チナワットの行動に対抗するのは簡単ではありません。
私たちが単なる「市民」であり続ける限り、監視も難しく、民主主義を貫くのも難しいでしょう。

首相がタクシン氏の娘であり、彼の言いなりになっているため、彼に対する調査はますます困難になっています。
私たちが何の役職も持っていない一般市民である限り、その調査は一層困難です。

私はもうタイ国家汚職防止委員会によるタクシン・チナワットの事件を追跡することはしません。
これまでに多くの時間とお金を費やしてきましたが、もう意味がないと感じています。
この国は私一人のものではなく、これを読んでいるあなたの国でもあります。

私は今後も仲間たちと活動を続けますが、タイ国家汚職防止委員会の動向を追跡するのはやめます。
本当に、うんざりしました。
率直に言って、タイ国家汚職防止委員会に対して恥ずかしさを感じています。
もう何のために追跡しているのかもわかりません…

と、二ピット氏は語っています。
タイ政府のやり方は、伝統的にすべてこれです。
何か事件や問題が発生しても、その時だけ現場に視察に行き、「対処する」と述べて終わりです。
後は「調査中」「検討中」と述べるのみで、世間がうんざりするまで追及から逃れ、風化するのを待ちます。

タイの法律は市民の生活を縛るためだけに存在し、支配階級の人には適用されません。
タクシンが、そのようにタイ国のイメージを植え付けた損害額は、計り知れません。

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