奥様の強い味方『タッパーウェア』破産申請準備に。990億円の負債で株価も暴落。

タイ関連ではありませんが、個人的にちょっと気になったニュースをトピックします。

類似品を含めどこの家庭にもある『タッパーウェア』で有名な食品保存容器メーカーが、990億円(約7億ドル)の負債危機に直面し、破産申請を準備しているとのことです。

9月16日にブルームバーグが報じた内容では、タッパーウェア社は今週中にも破産申請を行う予定とのことです。
この報道を受け、16日の米株式市場では、このニュースを受け同社株価終値が58%安となりました。

タッパーウェアは1946年、化学者のアール=サイラス・タッパー氏によって設立されました。
1950年代に戦後の女性たちが自宅で「タッパーウェア・パーティー」を開催し、食品容器を販売することで、女性の自立やエンパワーメントの象徴とされ、大変な人気を博しました。

新型コロナウイルスの流行時には、外出自粛により自宅での食品保存需要が高まり、同社の売り上げも増加しましたが、パンデミックが収束するにつれて、最近の四半期では売り上げが減少し続けていました。

ブルームバーグの報道によると、タッパーウェアは7億ドルを超える負債を抱え、融資者との交渉が長引いた末、破産申請を計画しているとのことです。

また、今年3月には、同社は流動性の問題に直面しており、事業の継続が不透明であることを発表していました。
6月には米国唯一の工場を閉鎖し、約150人の従業員を解雇する計画を発表しました。

破産申請の計画は最終決定ではなく、変更される可能性もあると伝えられています。
タッパーウェアの担当者は、コメントを控えているとのことです。

私が幼少のころ、母が「タッパーウェア」を初めて購入してきて、なんでも「タッパーに入れておいて」と言われていたことを強く思い出されます。
気にしたことはありませんでしたが、今、巷に出回っているのは、全て類似商品なのでしょうね。
これも時代の流れなのでしょうかね。
なんだか物悲しくなりました。

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