ソニーth、自動車向け半導体市場に参入。2000人雇用の見込み。

タイでは工場が相次いで閉鎖に追い込まれているというニュースが飛び交う中、久々に明るい話題です。

ソニー(Sony)は、自動車向けの半導体市場に本格参入します。
同社は、イメージセンサーの需要が急増していることを受けて、パトゥムタニー県にある工場でイメージセンサーの製造を正式に開始したと発表しました。

この工場の建設には6,600万ドル(約24億9000万バーツ)の予算が投じられ、2,000人の雇用が見込まれており、そのうち20%がエンジニア職となる予定とのことです。

この工場で生産されるイメージセンサーは、道路上の物体(人、動物、物体など)を検出するための重要なデバイスです。
障害物を検出すると、センサーが自動車の制御システムに警告を送信し、運転者に速やかに知らせることができます。

イメージセンサーは、将来の自動車に搭載される予定のスマートドライビングシステムにとっても重要なデバイスとなります。
同社は、2025年までにイメージセンサー市場でのシェアを現在の25%から39%に拡大することを目指しています。

また、この工場では自動車向けのイメージセンサーの製造にとどまらず、データセンターのハードディスク向けの新型レーザーダイオードも製造する計画があります。
このダイオードは、アメリカのシーゲイト・テクノロジー社に提供される予定です。

なお、タイ政府が最低賃金の引き上げを検討していることについて、ソニーの経営陣は前向きな姿勢を示しており、タイの大学や採用企業と協力しながら、工場で働くエンジニアの募集を行う予定とのことです。

写真はイメージです

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