タイ土産、あれもこれも中国製。世界各国から狙われるタイ市場。政府の対策で追いつくのか?

先ずは、「コピー天国」と呼ばれるほど、ゆるゆるの状況を何とかされてはいかがでしょうか。

タイの市場に安価な外国製品が流入している問題について、商務省が対策を進めていると報告しました。
これらの製品は、さまざまなネットショッピングや現地の輸送システムを通じて販売され、地元企業に大きな影響を与えています。

緊急の対策として、デジタル経済・社会省(DE)が法的権限を用いて外国企業のプラットフォームに対するガイドラインを策定することが提案されています。
これには、製品の品質や安全性を監督する当局と協力し、価格規制を設定した後、輸入関税や非関税措置の詳細に移行することが含まれます。

たとえば、ランパーン県の店が中国から注文した鶏の模様のお椀は、地元のランパーン県で生産された同じ模様のお椀よりも安く販売されています。

「安価な外国製品のタイへの流入問題は、今後さらに悪化する可能性があります。
これは中国に限らず、他のアジア諸国もタイ市場への進出を狙っています。
我々は、政府機関全体で既存の法律を厳格に適用し始めています」と関係者は述べています。

オンラインプラットフォームはDE省の管轄下にあり、税金問題は財務省が、製品基準は工業省と公衆衛生省が監督し、非関税措置は商務省が管理しています。

タイ産業標準協会(TISI)は、基準を満たさない製品を検査し、市場から排除する「クイックウィン」イニシアチブに重点を置いていると説明します。

2023年9月から2024年7月にかけて、TISIは基準を満たさない製品総額3億2,240万バーツを没収しました。
このうち、近隣諸国から輸入された基準を満たさない製品は9,270万バーツで、全体の29%を占めています。

例えばステンレス製の容器や食器、鍋、フライ返し、スプーン、フォーク、缶、トレイ、食品包装用のビニール袋、電子レンジ対応の食品袋、LPGを使用する家庭用コンロ、LPG用のゴム・プラスチックホース、自動車のウィンドウフィルム、飲料水用のプラスチック容器、トイレのフラッシュシート、チャイルドシート、ソーラーパネルなどが含まれます。

TISIは、他にも以下のような対策を講じていると述べています。

  • 配送および通関サービスを提供する企業に対し、法律の理解と明確化を加速し、非準拠製品の輸入を防ぐ。
  • オンラインプラットフォームで標準シールの付いた製品の選択に対する消費者の意識を高める。
  • 関税局と連携して、オンラインプラットフォームで販売される輸入製品が基準を満たしていることを確認する。
  • 電子取引開発機構(ETDA)と協力してオンラインプラットフォームを監視する。
  • 消費者評議会と協力して消費者を保護する。

 

悪事を働く人に向けて、「法律を守ってくださいね」と言ったところで通用すると思っているのでしょうかね。
タイ政府の対策はいつも他力本願で、ルールを守れない人々に「ルールを守ってください」と言うだけで終わっています。
徹底的な取り締まりと重罪を課すことによって、リスクを感じさせなければ抑止力になることはありません。
その努力を惜しんでいれば、タイ市場はこれからも荒れ放題となることでしょう。
(しょっちゅう不良品掴まされます。)

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