バンコクで日本人をターゲットに詐欺10年! エイミー(ウタイ)容疑者を逮捕。被害総額2600万バーツ!

タイ警察は、過去10年間に複数の被害者(特に日本人)から2,600万バーツ(約74万ドル)相当の損害をだまし取った経歴を持つ連続詐欺師を逮捕した。
ある日本人男性は、容疑者に1500万バーツ以上だまし取られたと被害報告画提出されています。

この事件では、36歳の日本人男性がトンロー警察署に、エイミーというニューハーフ女性(本名はウタイ)容疑者にだまされたと告訴状を提出しました。

※本名がウタイ。タイ人は本名で名乗るケースは少ないので、エイミーで覚えておいたほうが良いです。

二人が初めて会ったのは2024年1月12日だったと話します。
エイミー容疑者は香港出身で、パタヤからバンコクへの旅行中に財布とパスポートを紛失したと日本人男性に助けを求めました。

その後、彼女は新しいパスポートの代金を支払うためにお金を貸してほしいと頼みこみ、後でお金を返すことを約束しました。

その後もエイミー容疑者は何度か被害者と会い、様々な理由で借金を続けました。
その理由の中には、保険料、新型コロナウイルス感染症の治療費、保険の前払いなどを緊急に支払う必要があることなどを告げ、無心を続けたと話しています。

エイミー容疑者は、10年以上日本人を騙し続けたと日本でも報道されていました。

さらに容疑者は、製薬会社とのプロジェクトが難航しているため資金が必要だと主張してきました。
金銭を得ると、容疑者はプロジェクトが崩壊し、アカウントがロックされたため、返金出来なくなったと主張してきました。

日本人男性が何度も返金を要求したにもかかわらず、一向に返金がなされなかったため、被害者がネットで調べたところ、エイミー容疑者は過去に他の被害者に対し、10回以上詐欺を繰り返していたプロだということが判明しました。

その後、警察は、詐欺容疑で逮捕状を取得し、8月3日、バンコクのラップラオにあるソイハッピーランドのコンドミニアムの前でエイミー容疑者を逮捕しました。

捜査の結果、エイミー容疑者はこれまでも日本人や観光客をターゲットに詐欺を働いていたことが判明しました。
報道によりますと、2011年から2024年までに73人の日本人が詐欺に遭い、被害総額は2600万バーツ近くに達しているとのことです。

内訳は以下の通りです。

2011年:被害者25名、損害額942,000バーツ
2012年:被害者9名、損害賠償額2,166,000バーツ
2014年:被害者16名、損害賠償額1,588,000バーツ
2015年:被害者2名、損害賠償額33万バーツ
2018年:被害者8名、損害額307,000バーツ
2020年:被害者6名、損害賠償額293,000バーツ
2022年:被害者3名、損害賠償額9万バーツ
2023年:被害者1名、損害賠償額1,600万バーツ
2024年:被害者3名、損害賠償額4,072,000バーツ

こういうのが野放しになっているのが、タイ社会です。
観光のイメージが…、とかなんとかいう前に、自国の襟を正すのが先ではありませんかね?

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