タイ東北部の貯水池で建設中の堤防が決壊。稲作地域に被害。道路寸断。

7月14日からタイ東北部マハーサーラカーム県に影響を及ぼした集中豪雨により、フアイチエンカム貯水池が氾濫し、下流に位置する4つ稲作地域が洪水で被害を受けました。

洪水被害を受けたノーンラシ地区のルートも洪水で寸断され、ボラブー地区に行くために住民は20キロの迂回を余儀なくされています。

しかしマハーサラカーム灌漑プロジェクトの責任者チョンラサック氏は、一部の報道機関が報じたように、フアイチエンカム貯水池の壁は損傷しておらず、崩壊もしていないと述べます。

同氏は、降り続く大雨で堤防が損傷し、約3,000ライ(480ヘクタール)の水田が浸水したと述べています。

チョンラサック氏は、貯水池の構造物に大きな被害は見つかっていないため、貯水池の下に住む村人たちに平静を保つよう呼び掛けています。
同氏は、水位が安定し次第土堤の修復を開始することを約束しました。

フアイチエンカム貯水池の総容量は 508 万立方メートルあり、7月15日の水位は270万立方メートル、貯水量の約58%を記録していました。

しかし16日以降、大雨のため300万立方メートル以上の水が貯水池にたまり、容量の約116%に達したと伝えられています。

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