「タイのアルセーヌ・ルパン」逮捕! その華麗なる手口?!とは…

三面記事の見出しは踊ります。
「タイのアルセーヌ・ルパン」逮捕!と。

7月9日、タイ警察は、ティックことナワ・ホンサクル容疑者(36歳)を逮捕しました。
容疑者は、何カ月も逮捕されずに、骨とう品などを盗み、闇市場で捌く行為を続けていました。

事件は、2024年5月4日、バンナー地区にある広告会社CEOクリサナ氏の自宅で火災が発生したことから始まりました。
原因は不明でしたが、科学捜査の結果、1階の配電盤からの電気ショートが原因であると結論づけられていました。

しかしその後、クリサナ氏は120年以上前に作られ、家族にとって計り知れない価値のある、王室のサインが入ったラーマ5世の肖像画4枚が行方不明であることに気づきます。

警察は4人を尋問しましたが、犯人であるティック容疑者は呼び出されませんでした。
容疑者は今年初めにこの家に引っ越してきて、クリサナさんの運転手として働き始めたばかりだったからでした。

以前、彼は2022年からクリサナ氏の会社で働いていました。
肖像画が行方不明になった後も、容疑者は何事もなかったかのように運転業務を続けていました。

その後、警察は、ある骨董品商が、その肖像画を総額10万バーツで購入したという闇市場からの手がかりを得、容疑者逮捕へとつながっています。

容疑者は、複数の闇金への借金返済のために肖像画を盗んだことを自白しています。

「アルセーヌ・ルパン」と呼ぶほどでもないような…。

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