チェンマイ強盗殺人犯は日本への逃亡を計画。9カ月前から「ゲームからヒントを得た」

猟奇的殺人事件の犯人は、日本への逃亡を計画していました。

チェンマイで、26歳の男が配車サービス「Grab」の運転手を殺害し、その後、ゴールドショップに強盗に入るという事件が発生しました。

ニピッポン容疑者は7月8日、ドイサケット地区にある自宅で逮捕され、証拠として約300万バーツ相当の金の装飾品、拳銃1丁、犯行時に着ていた衣服などを押収しました。

また警察は、容疑者に殺害された配車サービスの運転手をドイステープにあるワンブアバン滝近くの道端の裏で発見し、回収しています。

この殺人事件は7月8日午前4時、容疑者がドイステープのレストランに車を駐車し、自然遊歩道に沿って2キロ歩いたところで、被害者となるタクシーを呼んだことに始まります。

被害者が到着すると、容疑者は彼を射殺し、遺体を助手席に移し、遺体を近くの崖につき落としました。

その後、容疑者は午前11時ごろ、チェンマイ市内のショッピングモールまでタクシーを運転し向かい、そこでゴールドショップへと強盗に入り重さ80バーツの金の装飾品を奪いました。

さらに容疑者は、奪った車を配車サービスの運転手と出会った場所に戻し、自分の車が駐車されているところまで歩いて戻り、チェンマイ市内の5つのゴールドショップで強奪した金の装飾品を売却しようとしていました。

しかし金店のオーナーのうち3人は報道で事件のことを知り、金に刻印されたロゴから盗品であることを確認したため、金の購入を拒否しています。

容疑者は、昨年10月から配車タクシーの連絡先や遺棄する場所などを入念に計画を立案していたと話します。

ゴールドショップを襲ったのは、海外に逃亡する計画があったためでした。
強盗後、急いで金を売却し、その金で予約していたスワンナプーム空港行きの航空券、午後8時頃の便の代金に充てていました。
計画では、その日の夜に日本に到着する予定でした。

これらの計画は、ゲームからヒントを得たと供述しています。

タクシー運転手への怨恨などもなく、誠身勝手な犯行と言わざるを得ないでしょう。

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