何故タイには「Suica」のような統一カードがないのか? そこにはやはり大人の事情がっ!

タイのバンコクで、公共交通機関を利用する際は、その交通機関ごとにチケットが必要となります。

タイ政府は世界の他の主要都市と同様に、「Suica」のような統一の公共交通カードを創設しようと何度も試みているにもかかわらず、タイの複雑な官民利権と公共交通システムにおける障害のため、計画はいつも頓挫しています。

BTS グループ ホールディングス PCL などの複数の民間企業と、タイ都市高速交通局 (MRTA) や SRT 電気鉄道会社などの運輸省傘下の国営企業らが、市内の鉄道輸送に投資し長期契約を結んでいるためだとも言われています。

この細分化により、政府は運賃の設定に介入したり、すべての会社を単一の発券システムに統合したりすることができなくなっていると伝えられています。

そのためバンコクの通勤者にとって、MRT、BTS、エアポートリンクなどの交通系カードを複数枚持ち歩かなければならないということは究極の課題となっています。

これは少なからず、観光客にも影響を及ぼしています。

タイで、「Suica」のようなスマートなカードシステムを実現するには何年かかるでしょうか。
おじいちゃんたちに、政治の舞台から去ってもらわないと無理ですね。

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