リアル賭博黙示禄!「パタピンクラオ」裏に地下賭博場。店内には兵藤会長ばりに警察副署長の写真が…。

7月2日、バンコク郊外にあるデパート「パタピンクラオ」裏にある駐車場ビルの下に、地下カジノがあることが判明し警察が強制捜査にあたりました。

警察はこの日の強制捜査にあたり、事前に潜入捜査官を何度も現地に派遣し、事実確認を行っていました。
なぜなら、このカジノでは入店に関して身元調査が念入りになされており、簡単にはカジノでプレイすることはできない仕様となっていたと伝えられています。

入店には、利用客などの知り合いからの推薦や紹介が必要となっていました。

この裏カジノの場所は、パタピンクラオデパート裏の1階駐車場の入り口付近にありました。
ドアを開くとスヌーカーテーブルがあり、カバーされているテーブルが 10 近くありました。
一般の人も遊べる仕様ですが、もし見知らぬ人がスヌーカーをしに来たら、従業員から常に監視されるようになっていました。

潜入捜査官が、カジノ内部を確認すると、そこにオンラインギャンブル用に用意されたコンピューターがあることに気づきます。
部屋の中央には20台以上のアーケードフィッシングゲーム設置されており、高齢者のグループが遊んでいました。
得た魚によって、配当金がゲットできるシステムとなっていました。

店内には、約30人の中高年がギャンブルに興じていました。

このフィッシングゲームでは多額の資金が流通しており、26歳のスニター・カルンウォン容疑者がゲームを管理していたことを認めており、資金経路などを調査しているところとのことです。

カジノ内には、顧客らがいざという時に逃走経路として利用できる秘密の通路があることが判明しています。
そして警察からの捜査を逃れるため、緊急用に「警察来襲」ボタンが用意されており、押した瞬間にオンラインギャンブルシステムがダウンするシステムも完備されている徹底ぶりでした。

さらに、警察官らが店内のカウンターエリアを捜索したところ、大型金庫2台が発見されたため、鍵屋を呼んで開封作業も行われました。

また最も気になる点として、このカジノには、バーンイーカン警察副署長署ウィチット・サムジャイマニー警部補の名前が掲載されており、店内の壁には写真やそのベストに貼られた警察官証も飾られていたと伝えられています。

逮捕者全員は、バーンイーカン警察署に連行され起訴手続きが行われています。

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