プラチャーティポック国王研究所所長が分析。タクシンは保守派との合意により保釈が認可。

この国の法律の概念は、我々の国のものとは異なるようです。

タクシン・チナワットは、保守派権力者と結んだとされる合意の一環として一時釈放が認められた、とタイの著名な学者が分析しています。

プラチャーティポック国王研究所の民主主義イノベーション室所長スティトーン氏は、タクシン氏の将来は保守派との「合意」にかかっていると主張しています。

タクシン氏は不敬罪で起訴されましたが、6月18日ラチャダー刑事裁判所から50万バーツの保釈金で保釈が認められてしまいました。

報道によりますと、タクシンはパスポートの提出を求められ、裁判所の許可なしに出国できないようにされていると伝えられています。

さらなる証拠を精査するための次回の公聴会は、8月9日に予定されています。

一方、スティトーン氏に限らず、多くの有識者は、タクシンは昨年帰国する前に保守王党派と協定を結んでいたと話します。タイ貢献党が、軍事政権支援政党と連立を形成したことで、この話は裏付けられています。

「目的はタクシンを鎖に繋ぎ続けることだ。彼の前の刑期は終わりに近づいているので、彼らは彼を制御するために何かを導入する必要がある」とスティトーン氏は語ります。

タクシン氏は15年間の自国亡命生活から帰国後、汚職容疑で懲役8年の判決を受けた。彼の刑期は国王によって1年に減刑され、その後一年を待たず半年間で、年齢を理由に仮釈放が認められています。
その半年間、一度も刑務所に行くことはありませんでした。

スティトーン氏は、タクシンの将来は保守派との約束を守れるかどうかにかかっていると述べます。
この不敬罪訴訟は長く延長されるだけであり、いつでも判決が出せる状態を保つための足枷とするのが目的であろうと分析しています。

タイの不敬罪法は非常に強力です。
いとも簡単に保釈されたタクシンにくらべ、同日タイ人権弁護士団が提出した、不敬罪法で拘留されている12人の保釈請求については、全く反応がありませんでした。

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