チャトゥチャック市場の火災で焼死した動物5000頭以上。多くが違法業者。市場はしばらく閉鎖に。

チャトゥチャックのシーソムラット市場での火災により、ペットショップの檻の中にいた動物5,000頭以上が死亡したことを受け、行政がようやく重い腰を上げ始めました。

チャトゥチャックウィーケンドマーケット内のシーソムラット市場は、6月11日の火災で檻に入れられた5,000頭以上の動物が焼き殺されたことを受け、無期限に閉鎖されるとバンコク都(BMA)が発表しました。

この火災では、チャトゥチャック市場の133店舗が火の影響を受け、そのうち118店舗はタイ国鉄の監督下にあるシーソムラット市場だったとバンコク知事のチャチャート氏は報告しています。

現在、市場内の51以上の店舗の所有者が、バンコク都に被害報告書を提出していますが、ペットとして動物を販売する許可を持っている店は、わずか36店だけだったといいます。
対象者には、1人当たり11400バーツの補償金が支払われます。

この火災により魚、犬、猫、フクロモモンガ、マウス、サル、ハリネズミ、鳥、鶏、カメ、ヘビ、アライグマ、リスなど希少動物を含む13種以上が焼死したと発表しています。

都知事は、小売業者に対する法律、特に1992年の公衆衛生法、2015年の動物疫病法、2014年の動物虐待防止・福祉法を厳しく執行すると述べています。

またタイ国鉄が基準を満たし、バンコク都に許可を求めるまでシーソムラット市場は再開しないと付け加えています。
すべてのペット業者に対し、7月15日までに適切なペット販売許可を申請し、前述の法律を遵守するよう呼び掛けています。

ここのペット業者はもともと、タイの業者の中でもかなり劣悪な環境で動物たちが展示されていました。
そういった観点から本誌では、チャトゥチャック市場をお薦めの観光地として紹介することをこれまで避けて来ていました。
こういった悪徳業者の利益に、加担したくなかったからです。

バンコク都も今更のように言っていますが、おそらくいうだけで際立った取り締まりなどは行われないでしょう。
二度とこの市場が再会しないように願うだけです。
熱かっただろうな、かわいそうに。
生まれ変わったら、人間に捕まらないようにな。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る