タイのATMが銀行の店外に設置してある理由、あなたは知っていますか? 驚きの理由が判明!

タイはどんな人も、どんなサービスも信じ切ってはいけません。
自分自身で、必ず確認してください。
それが銀行でもあってもです!

バンコクのバンカピ地区にあるショッピングモールで、タイ人男性が現金自動預け払い機(ATM)での入金手続きを行ったところ、不完全なままで終了していたため現金3万バーツを失うことになりました。

ツアーガイドのターさんは、6月10日16時ごろ、ショッピングモール内の銀行の外側にあるATMで、3万バーツの入金手続きを行いました。

ターさんは、現金をATMの挿入口にいれました。
彼はそれで入金が完了したと信じ、そのままATMをあとにしました。

その後、確認通知が届かなかったため、ターさんは数分後に銀行に戻り、スタッフに問題を訴えました。
当初スタッフは、SMSの不具合だろうと言い、預入金はそのうち彼の口座に届くだろうと述べたと言います。

しかし、銀行員と入金プロセスを確認したところ、ターさんは、ATMで現金を数えた後に金額を確認するという最後のステップを見逃していたことが判明しました。

それでも銀行員は、センサーがあるので、他の顧客がATMに保管されているお金を引き出すことはできないとターさんを安心させてくれました。
しかし、銀行員がATMの防犯カメラの映像を調べたところ、ターさんが現金を保管庫に置いた後、他の二人組がATMを使用していたことが判明します。

防犯カメラは、この二人がお金を見つけて驚いている様子までしっかりとらえていました。
その後、周囲を確認し現金をカバンに入れて立ち去ってしまいました。

その状況を確認すると、銀行側は事件が銀行の敷地外で起きたことを理由に、ターさんの損失に対する責任を拒否しました。

タイの弁護士によりますと、この主張は正しく、損失はターさん自身の過失によるものだと説明します。
従ってターさんは、この二人組を訴えるべく、警察に盗難届けを提出する必要がありました。
その手続きに、銀行は一切、協力しようとしてくれません。

なるほど、デパートや銀行の支店にいくと、ATMが外に設置されているのはそのためだったのですね。
私も大分以前の記事で似たようなケースに遭遇した旨をお伝えしましたが、その際は完全にお金が飲み込まれてしまったので、盗難にあわずに済みました。

とかく、タイは銀行と言えど、客の金をガブリンチョしてきますので、おつりでもなんでもざるな状態にせず、いちいちめんどくさくても確認した方が身のためです。

【編集後記】油断禁物!タイの自動現金預け機

 

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