消えたトムヤムクンを追え! フードコートで席を確保のち、料理ごとドロン。君ならどうする?!
- 2024/5/26
- 仰天ニュース
みなさん、タイのフードコート行ったことがありますか?
え?馬鹿にするなと?
大変失礼いたしました。
それではこのような経験をしたことがある方は、いらっしゃいますでしょうか。
タイで国内外の利用客から定評のあるフードコート、ターミナル21アソーク5階にある「Pier21」。
屋台の食べ物は衛生的に…という方でも、手軽に安くておいしいタイ料理が食べれるのがうれしいですね。
アソーク周辺に行った際は、私も迷わず利用しています。
ただここの難点は、人気過ぎて席の確保が難しいところ。
特にお昼時は、周辺のオフィス勤めの方々も利用し、13時を過ぎてもなかなか人が掃けません。
この日、一人でサクッと食事をしたかった私は、このフードコートを利用しました。
先ずは大好きな「トムヤムクン」(55バーツ)を購入し、席を確保しに向かいます。
時間は13時過ぎ。
会場を2,3周しますが、なかなか席が見つかりません。
やっとのことで二人掛けの席が見つかったので「トムヤムクン」を置いて、もう少し食べ物を物色することにしました。
飲み物とカオマンガイを購入し、ようやく食事にありつけるなと「トムヤムクン」の最初の一口を想像しながら、確保した席に向かうと…。
あれ、どこの席だっけ?と自分の記憶を疑う羽目に…。
なぜなら、はっきりと記憶されていた席にあるべき「トムヤムクン」がないのです!
しかも別の男の人がガッツリ飯食ってるし。
いや、確かにこの席に「トムヤムクン」を置いて5分もたっていないはずだが。
やばいこれが別の世界線ってやつか?!
似て非なるパラレルワールド、ゼロから始まる異世界に迷い込んでしまったか!と一瞬パニックに陥ってしまいました。
恥ずかしながらタイ在住15年のオディサンが、手にはカオマンガイとマンゴージュースを抱え、周辺をグルグルと狼狽してしまいました。
卑しくもまず頭をよぎったのは、「絶対にあのおっさんが怪しい! 席がないので掃除のおばちゃんにかたずけさせ、ちゃっかり自分がすわったのだ」と言う思いです。
全くの手つかずの「トムヤムクン」と、真新しいスプーンやフォーク類をプロの掃除のおばちゃんが勝手に片付けるはずがありません。
しかしそのような主張を行う場合、タイではこちらが全て証明して見せなければなりません。
でなければ向こうから「名誉棄損」という名の罪状で、反撃を食らってしまう可能性があります。
監視カメラを自分で設置して映像でも持っていれば別ですが、もちろんそのような備えはありませんでした。
従って先ずは冷静に落ち着くことから始めました。
そして、券売売り場のおねいさんに相談することにしました。
「トムヤムクンで席を確保したら、トムヤムクンごとなくなってしまったんですが…」
タイ語できちんと説明したのですが、先ずはタイ人からきつい洗礼を受けます。
「はあ?!」
タイ人の聞き取れなかった際に発する「はあ?!」は、メンタルに相当きます。
15年経ってもなれません。
タイ人どうしでも、よく「はあ?!」「はあ?!」言い合ってますので、耳が遠いんですかネ?
とりあえず2回いって状況を理解して頂き、「ちょっとまってて」とどこかに連絡してくれていました。
すると5分と立たずに別のスタッフが現れ、状況を説明すると「代わりのトムヤムクンを購入してきます」とあっさり解決。
カオマンガイのスープはすっかり冷めきってしまいましたが、アツアツのトムヤムクンを持ってきてくれたので、この程度は全く問題ないです。
普段フードコートの席に目をやると、社員証や飲みかけの水で席を確保しているような人もたくさん見かけますが、まさか手つかずの「トムヤムクン」があっという間に消え去るとは想像のはるかナナメ上をいった出来事でした。
タイはまさにアメージング!
15年住んでもまだまだ驚きが絶えません。
このようなケースに巻き込まれたら、びっくりして声を荒げてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、先ずは落ち着いて誰かに相談してみることをお奨めします。
今は翻訳アプリもありますので、そういったものを利用しましょう。