タイの金市場が右肩上がりで、史上最高値を更新。2024年末までに1バーツ当たり4万バーツになると予測。

金トレーダーのMTS Gold Mae Thongsukグループによりますと、タイ市場の金価格は今年13回「史上最高値」を記録しており、年末までに1バーツ当たり4万バーツに達する可能性が高いと予測しています。

※1バーツ(金の重さの単位=15.16g

同グループ会長は、2024年に予想されるいくつかの要因が、金価格のさらなる上昇に拍車をかける可能性があると述べています。
それらには、米国連邦準備制度の利下げ傾向、英国と欧州の経済停滞、地政学的紛争などがあげられます。

同氏は「FRBがおそらく0.75%金利を引き下げると、年末には米ドルが下落し、その結果債券利回りが低下し、投資家が金に注目するようになるだろう」と述べています。

3月14日15時の時点で、金の延べ棒は1バーツ重量あたり3万6650バーツ、金の装飾品は1バーツ重量あたり3万7150バーツで取引されており、どちらも史上最高値となっています。

SCBアセット・マネジメント社の最高投資責任者は、価格動向に関係なく、投資家は金を代替資産として扱い、ポートフォリオに最大5~10%まで組み入れて、投資収益率の変動など不測の事態によるリスクを軽減できるとアドバイスしています。

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