タイは仰天ニュースの宝庫です。
毎日のように主役が現れては、タイのSNS界を賑わせてくれます。

１月29日、この日タイのSNS界を賑わせたのは、若いカップルの結婚式のビデオクリップでした。
一見、普通の結婚式と思われる映像ですが、新郎とその付添人がガスタンクを手に持ち、面白半分にスプレーを吹きかけたことが問題となりました。

そのガスタンクには、タイでは違法である「笑気ガス」（亜酸化窒素ガス）が入っていたからでした。
このガスは、心地よい香りとほんのりとした甘みがあり、タイのパブなどで風船に入れられ販売されています。（違法ですが！）

タイ食品医薬品局（FDA）は以前、警告を発していました。
笑気ガスは、吸い込むと快感や多幸感をもたらすと言われています。
しかし、それは生命を脅かす可能性があると当局は警告しています。

亜酸化窒素ガスは、大量に吸い込んだ場合、肺と中枢神経系を脅かし、吐き気、嘔吐、めまいを引き起ます。
また呼吸器系やさまざまな臓器不全を引き起こす可能性も指摘しています。

また長期間にわたって頻繁に吸入すると、末梢神経機能低下、めまい、しびれ、筋肉疲労などを引き起こします。
手足の指のしびれ、ビタミンB12欠乏症など、最悪は死に至る可能性もあります。

重複しますが、法的には、笑気ガスは禁止物質です。
売買が発覚した場合、麻薬取締法に基づく罪状があります。

また使用した亜酸化窒素ガスが、薬局に登録されていない場合、５年以下の懲役および１万バーツ以下の罰金、またはその両方が科せられます。

実はこの亜酸化窒素ガス、自動車産業では、車のエアバッグに使用されています。
ただ、タイの巷では間違った方法で使用されることがよくあり、吸入するとトランス状態に陥るとして、バーやパブなどで簡単に手に入ることが多いことでも知られています。

さらにこの亜酸化窒素ガス、人間に影響を与えるだけでなく、 地球環境に多大な影響を及ぼします。
オゾン層に悪影響を与えるガスとして分類されているからです。

事の善悪は量るはものさしは、教育で養っていくものです。

รวมดาวพ่อแม่น้องออนิว ถังที่ฉีด มีโอกาส จะระเบิดไหมครับ ถ้าโดนประกายไฟ🤔#พ่อแม่น้องออนิว pic.twitter.com/UBkUQRLJh6

— Mr.Hap (@whathappenMr) January 29, 2024