バンコクの学校で起きた消火訓練中の爆発事故を受け、都知事が全ての消火訓練を停止に。問題はそこなのか?

バンコクのドゥシット地区にあるラーウィニット校で起きた、消火訓練中に消火器が爆発し生徒1名が死亡した事件。
本来、生徒の命を守るべく行われた消火訓練でしたが、結果的に生徒の命を奪うものとなり、日本でも大きく報道されました。

バンコクドゥシット地区の学校の消火訓練で、消火器が爆発し男子学生1名が死亡。

バンコクのチャチャート知事は、すべての設備の安全性が確認されるまで、学校、民間および政府機関でのすべての消火訓練を中止するよう命じました。

知事はまた、消防訓練プロトコルの改訂も命じました。
それはたとえば、空の消火器のみを使用し、実演中は二酸化炭素を使用しないなどです。
また訓練が学校の敷地内で行われる場合、生徒は安全のため校舎の2階または3階から訓練を目視します。
代わりに、学生や一般の人々が火災の場合に何をすべきかを学べるビデオレクチャーを行います。

チャドチャート知事は6月24日、バンコクのすべての消防署、区役所、地域指導者に対し、化学消火器の使用期限と交換の必要があるかどうかを確認するよう指示したと発表しました。
さらにすべての消防署に対し、すでに独自の消火器を所有しているため、他の署や外部からのデモ用消火器を使用しないよう指示しています。

当該の事件は、ラーウィニット校での消防訓練中に消火器が暴発し、学校の生徒1人が死亡、生徒10人と消防士が負傷しました。

警察は、消防訓練を行った職員3名が過失の罪で起訴されると発表しています。

 

実地訓練がなければ、今度は実際に火災が発生した際、大事故に繋がります。
消火訓練は、どのような小国でも行っているものですし、問題は消火訓練を行わないことではなく、消火器をきちんと管理することにあります。
超高齢化社会を迎えるタイで、貴重な若者の生命を失っています。
「タイらしいね」なんて言う言葉は、「恥」だと感じた方が良いと思います。
起訴される人も、しっかり刑罰を与えた方がいいです。
なんとなく「罰金払って終わり」では、なんの緊張感もなく、また同じことが繰り返されるだけです。

もうそういったことにうんざりしているタイ人も、都市部には多いです。

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