「飲酒運転禁止。 ほろ酔いは人を殺す」来たるソンクラーン時の大量事故死に対するキャンペーン開始。罰則も強化。

もうすぐ本格的なソンクラーン祭りが帰ってくる!と浮かれ気分でロックンロールなタイランドですが、反面、この間は多くの死亡者が出る時期とも言われています。

統計によりますと、ソンクラーンフェスティバル中に交通事故で亡くなった人の 51% が世帯主であることが示されています。
さらにソンクラーンの交通事故による死亡者の 53% は、自宅から半径5キロメートル以内で発生しています。

タイ健康増進財団 (ThaiHealth) とそのパートナー機関が打ち出したキャンペーン名は「飲酒運転禁止。 ほろ酔いは人を殺す」です。
これは、少量のアルコールがドライバーに及ぼす影響を強調しています。

同財団は、「飲酒運転禁止」に関する記者会見を開催しました。

ノンタブリー県のブッダパンヤ寺院の住職であるプラ・マハサウィ氏は、ソンクラーンはタイの新年を表し、美しい伝統を重んじると語ります。
住職は、ソンクラーンの間、仏教徒に飲酒を控えるよう求めました。

同氏は、アルコールは人々の良心を奪い、自制心の欠如をもたらすと述べ、アルコールの影響下にある人々は容易に「悪行を犯す」可能性があると付け加えました。

さらに、飲酒運転の罰則が引き上げられました。
初犯の場合、最高で1年の懲役または 5,000 ~ 20,000 バーツの罰金が科せられます。

前回の違反から2年以内に再犯した場合は、最長で2年の懲役または 50,000 ~ 100,000 バーツの罰金が科せられます。

飲酒で殺人を犯し一家の長を奪った罪に対し、この罰則は低すぎます。
悪行を犯した者ばかりに生き残る世界は、仏教でいう地獄でしかありません。

写真はイメージです

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