タイの権威ある映画賞が有名俳優らのボイコットを受け、一夜にして発言撤回。何があった?!

タイはこういった後先考えずに、やってしまい撤回するってことがよくあります。
なんでもそうですが、目の前の利権があると我慢ができなくなってしまうのでしょうね。

タイで最も権威のある映画賞は、俳優、監督、映画ファンによる賞のボイコットを受けて、ある一定の関係者への利権誘導ともとれる新たな資格要件を迅速に廃止としました。

3月30日に発表されたスパナホン映画賞の新たな資格要件は、国内で最も人口の多い5つの都県で上映され、5万人以上の観客動員数を得た映画にのみ制限すると発表しました。

これでは、「アナトミー オブ タイム」のような受賞歴のある映画が賞の対象外になってしまいます。

この映画賞はすでにすべての信頼を失ったと、映画のプロダクション デザイナーであるサラウット氏はタイ語メディアに語ります。

俳優と監督は、資格要件が独立した映画を差別していると主張し、タイ映画協会連盟が主催する賞のボイコットを求め、映画ファンも参加し、「ボイコットスパナホン」が話題のキーワードとなりました。

3月31日、映画連盟は、事の重大さに気づき謝罪するはめになりました。

「この事件をお詫びするとともに、タイ映画への皆様のご支援に感謝いたします。
国の映画産業を発展させるために、タイ映画協会連盟はあらゆる方からの意見を歓迎します」と述べました。

また、独立した低予算の映画が賞にノミネートされることを許可する新たな資格要件も発行しました。

「少なくとも60分の長さで、2022年中に少なくとも7日間、映画館または商業映画上映の会場で上映された映画」が賞の対象となるとしました。

スパナホン映画賞は、受賞者に贈られる小さな象にちなんで名付けられています。
それは、王室御座船(ロイヤルバージ)のスパナホン号の船首像を模してデザインされています。

完全に「やっちまった!」案件ですね。

2大映画館企業への配慮か?!タイの権威ある映画賞「スパナホン賞」の新基準規定に対し、多くの著名人がボイコット!

 

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