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ノーンブアランプー保育所銃乱射事件の犯人の素性。多くの児童が含まれた犠牲者は37名に。
- 2022/10/7
- 事件(タイローカル)
タイ東北部のノーンブアランプーの保育所で発生した銃乱射事件により、現在犠牲者は37名にのぼったと報じられています。
そしてその内の24名が、児童だったと言います。
地元メディアでも報道は多少まちまちですが、犯人の素性が報じられていたものがあったので、少しご紹介しましょう。
犯人であるパンヤーは、「ヤーバー」と呼ばれるメタンフェタミン錠剤の所持発覚後、1月に警察から解雇されていました。
以前より、彼は違法薬物の乱用を繰り返したとして上司から注意を受けていたと言います。
その時彼は、長い間「ヤーバー」を使用していたことを認め、時には「何百もの錠剤」を所持していたこともあったとのことです。
彼は2012年5月にタイ王立警察に配属され、2019年6月にノーンブアランプー県のナワン警察署に移されました。
彼は解雇されるまでそこで働いていました。
元同僚らは、彼が頻繁に気分が上下しているのをみていて、職場では敬遠されていたといいます。
一部の元同僚によると、彼はしばしば上司の命令にも従わなかったとのことです。
ある時、パンヤーはATMに紙幣を保管している職員を警備する役目に関わらず、銀行の外に停められたパトカーの中で寝ているのが発見されると、銀行のマネージャーに不満を露わにしたと言います。
さらに彼は1年前にインという名前のカラオケ嬢と関係を持ち、妻とうまくいかなくなったと伝えられています。
そして2021年7月は、騒音について彼に文句をいった隣人に対し、口頭で罵り物理的な暴力をふるったため、懲戒処分を受けました。
パンヤーはかつて、中等学校で勉強しているときに薬物を始めたことについて警察に告白しています。
彼は上司に、二度と麻薬に関与しないと約束しましたが、結果約束は守られていませんでした。
これだけの人物を警察は野放しにしていたということですね。
その結果が、今回の事件に繋がっています。
犯人の学生時代ですら、既に薬物中毒者を出しているにも拘らず、大麻まで追加されている現在では…。
この国は本当にどうなってしまうのでしょうか。
犯人は最終的に、自分の妻と子供を殺し、ピックアップトラックに火を放って自殺しました。