「美しすぎる女医」を事故死に追い込んだ警察官。懲役1年15日と4千バーツの罰金。まだ終わらない。

「美しすぎる女医」への事故死を引き起こした警察官にようやく判決です。

刑事裁判所は、1月21日にラチャティウィ地区のパヤタイ通りの横断歩道で眼科医の「グラターイ」さんこと、ワララック・スパワッヂャリヤクン博士を殺害した罪で、ノラウィット容疑者を有罪と認定しました。

裁判所は当初、ノラウィット容疑者に懲役2年1か月の懲役と8千バーツの罰金を科しましたが、その後、刑期を半分に減刑し、懲役1年15日と4千バーツの罰金を科すことでまとまりました。
裁判所は、事故を引き起こした彼のバイクを没収し、陸運局に彼の免許を取り消すよう命じています。

ノラウィット容疑者は、判決に対して上訴し、その日のうちに保釈を求めると主張しています。
※続報によると、刑事裁判所は、控訴保留中の被告の一時的な釈放を認めたとのことです。
保釈金は20万バーツ。

ノラウィットは、2月22日に起訴された時点では9件の起訴状に直面していました。
〇ナンバープレートのないバイクで走行。
〇年間登録税が支払われていないバイクを使用。
〇第三者保険なしでバイクを使用。
〇サイドミラーのないバイクを使用。
〇バイクが走行すべき左車線を走行していなかった。(キープレフト)
〇歩行者注意義務違反。
道路交通標識違反。
〇危険運転によって、他人の生命や財産に被害を与える。
〇危険運転によって他人を死に至らしめる。

さらに「グラターイ」医師の両親は、タイ王国警察とノラウィッチに対して、彼女の死の補償として7200万バーツを要求する民事訴訟を起こしています。

一見、警察官が起こした不祥事なのでもみ消されるのではないかと思われるかもしれませんが、タイ人に聞いたところによると、事故を起こした警察官は末端の者なので、医者一族の方が地位権力的に強力なので、今回は被害者側が勝つのではないとの見方もあります。
まあタイの場合、どっちが勝つかはどっちが正義かという点ではないということでもありますけどね。

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