梨田全権大使、タイのウドンタニーにある東レと三井製糖の合弁会社を訪問。

3月17日木曜日、梨田大使はウドンタニーにある「Cellulosic Biomass Technology」社(東レと三井製糖の合弁会社)を訪れました。

2018年7月、東レと三井製糖の合弁会社である「Cellulosic Biomass Technology」社は、東レの技術の進歩をテストするために、タイのウドンタニー県にパイロットプラントを開設しました。タイは、ブラジル、インド、中国に次ぐ世界第4位のサトウキビ生産国となっています。

パイロットプラントは、1日あたり15トンのバガス(乾燥重量)を処理して、約4.2トンの単糖(セルロース)を抽出します。
バガスは製糖工場に蓄積されるため、1か所で年間数万トンを集めることができます。
現場で処理することにより、輸送にかかるエネルギー量を大幅に削減します。
このプラントでの目的は、以前の方法の半分のエネルギーのみを使用してセルロース糖を製造することです。

また未利用のバガスから、従来のようなエタノール原料だけでなく、ポリフェノールやオリゴ糖といった高付加価値品も併産する技術を実証しています。
「サトウキビ」という資源を余すところなく最大限に利用する。
日本の技術力は、農業大国タイのBCG経済モデルの実現に貢献しています。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る