2022年オミクロン株流行へのカウントダウンをへて、タイ政府が予測する3つのシナリオ。

タイ公衆衛生省は2022年、タイで起こりうる3つの最悪のシナリオを発表しました。
これは、COVID-19オミクロンの亜種が制御不能になり、人がウイルスから身を守るための規律を乱した場合です。

疾病管理局の公衆衛生事務次官キティポーン氏によると、人口の大多数が予防措置を厳密に遵守しなかった第1ののシナリオでは、一日平均3万人が感染すると予測されています。
これは3月から7月ごろまで続くものと予測されます。

人口の大多数が警戒を怠らなかった場合の2番目のシナリオでは、新しいオミクロン感染者は5か月間で1日あたり1万人〜1万5千人と推移すると予測され、大多数の人々がより予防措置に厳密に従った場合でも1日1万人近くの感染者が報告されるだろうと予測しています。

3番目のシナリオは、人口の大多数が予防措置を厳守し、すべての年齢層の集団予防接種プログラムが強化される場合です。
この場合、新しいオミクロン感染率は1日あたり1万人と推定しています。

3つのシナリオすべてで、死亡者数は1日あたり100〜160人になると予測しています。

いずれにせよ、デルタ株からオミクロン株へと流行が変化する過程の中で、一日平均1万人規模の感染者がでるというシナリオを想定しているようです。
問題は、この未来予想図に沿って、国をどのように導いていくかです。
ロックダウンはするのか?
規制はどこまで強めるのか?
ワクチンを打てない子供たちの学校はどうなるのか?

その辺りを明確に事前に知らせて欲しいものです。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る