タイ、ASEAN初の5Gスマート病院に着手。シリラート、NBTC、ファーウェイが共同で立ち上げ

【2021年12月17日、タイ・バンコク】 昨日、タイ国家放送通信委員会(NBTC)、シリラート病院、そしてファーウェイ・テクノロジーズ・タイランドは共同で「シリラートワールドクラス5Gスマート病院」を立ち上げました。これは、ASEAN地域で初めて且つ最大の5Gスマート病院プロジェクトです。5G、クラウド、人工知能などの技術の導入により、患者により効率的で便利な体験を提供します。同時にシリラート病院とファーウェイは、共同イノベーションラボを設立し、2022年から全国的に展開される30以上の革新的な5Gアプリケーションを創出する予定です。

タイ首相のプラユット・チャンオチャ(Prayut Chan-o-cha)大将は、5Gおよびデジタル経済に関する国家政策について次のように述べました。「タイはテクノロジーの重要性を認識しており、本日が医療分野におけるデジタル技術と5G活用の重要なステップとなります。我々はタイと中国の長期にわたる友好と協力に感謝します。シリラート病院とマヒドン大学に敬意を表すると共に、ファーウェイ、NBTC、そしてその他すべてのパートナーに謝意を表します。当プロジェクトが今後のタイのすべてのスマート病院の青写真となることを願います。」

中華人民共和国のハン・ジチャン(Han Zhiqiang)駐タイ大使は、中国が技術を活用し、パンデミックと戦うタイをサポートすると述べ、次のように強調しました。「中国とタイの5G提携は当地域のモデルとなっており、タイが東南アジアで5Gの商用利用を開始する最初の国となるサポートをしています。スマート病院を推進し、タイと中国の人々のより良い生活を実現するにあたり、中国はファーウェイ及び他の中国企業を引き続き支援してまいります。」

マヒドン大学附属シリラート病院医学部長のプラシット・ワタナパ (Prasit Watanapa)教授(医学博士)及び、NBTC副会長のナティー・スコンラット (Natee Sukonrat)大佐(博士)は、「スマート病院」モデルにより、遠隔地の人々が高度医療サービスを利用する、より良い機会を得ることができると強調しました。

ファーウェイタイランドのアベル・デンCEOは、「本プロジェクトはタイで発展し、タイでの貢献を希望するファーウェイのミッションと一致し、今後のタイの公衆衛生産業改善のモデルとなり、シリラートのスマート病院への移行に貢献します」と述べました。

シリラート病院とファーウェイは、5Gおよびクラウド技術の活用を加速するため、2020年12月に5年間の覚書に署名しました。6月には、非接触での医療用品の配送を実現する5G無人車両が導入されました。昨年、シリラート病院は、CommunicAsiaから「Most Innovative 5G Trial in Asia Pacific Region(アジア太平洋地域で最も革新的な5Gの試み)」を受賞しています。

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