「グリーンバンコク2030計画」都心に緑地を。ワットフアランポーン・ルッカニウェットパークが正式オープン!

バンコクのバンラック地区に新しいポケットパークが、9月22日水曜日に正式オープンしました。
これは、放棄された都市空間を緑地に変える都市プロジェクトの一環でもあります。

ソイワットフアランポーンにある「ワットフアランポーン・ルッカニウェットパーク」は、『グリーンバンコク2030』スキームの下でのパイロットプロジェクトです。
1052平方メートルの敷地は、「Haad Thip Public」社(コカ・コーラなどを取り扱う企業) より寄贈され、地域コミュニティのポケットパークになりました。

公園は、午前5時から20時まで開いており、遊び場、ランニングトラック、エクササイズマシンを備えたアクティビティゾーンやリラックスゾーンがあります。
なんと野菜畑もあります。

公園の造形は、市役所の環境部門、We Parkグループ、Shma Soen社、建築学部、チュラロンコーン大学、タイ造園家協会、および地元企業によって行われました。

「グリーンバンコク2030計画」では、2030年までにバンコクの緑地を、人口の1人あたり10平方メートルへと増やし、市の緑地を30%増やすという目標を設定しています。

未来のために…。もっと住みよい環境を。「バンコク緑化計画2030」チャトゥチャック周辺でも

計画は2019年に始まり、現在緑地は1人あたり7平方メートルに相当すると言います。

バンコク都は、放棄された土地を新しい公共公園に変えるために検討しています。
1,500平方キロメートル以上の面積をカバーするそのような場所が街中にたくさんあることがわかりました。

都市の景観の改善に関心があるかもしれない土地所有者に、未使用の土地を寄付する可能性について話し合うためにBMAの環境事務所に連絡するよう促しています。

バンコクではここ十数年、土地の価格が右肩上がりなので、都心部に土地を持っている所有者は、例え空き地であってもなかなか手放そうとしません。
従って都心部の土地はいつまでもバラックのままで、都市開発が進まないというアンバランスが生まれてしまっています。
なんらかの土地接収法を作らないといけないのでしょうが、富裕層に不利な法律はなかなか通りませんね。

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