タイ労働省。タイの労働不足にタイ人を募集。タイの現場で起こっている逆転現象

タイ政府は、労働力不足に直面している産業に、タイ人の雇用を促進することを目指してます。

新型コロナの制限のために、移民労働者で賄っていた40万人以上の仕事を埋めるためにタイ人を募集する準備をしています。

労働大臣のスチャート氏は土曜日に、新型コロナ規制の間、移民労働者がタイに戻ることを禁じられたため、いくつかの産業が労働者不足を起こしていると述べました。
新型コロナが悪化した昨年3月に移民労働者の入国が停止され、労働力が不足したため、タイ人労働者の雇用がこの問題への対処法の1つであるとしています。

彼は、高校レベル以下の教育を受けた35歳までのタイ人を考慮すべきだと述べました。
タイの労働者は、教育レベル、残業、その他の福祉制度に基づいて給与を受け取ります。

スチャート氏は、アパレル、缶詰食品、電子機器など、いくつかの産業でタイ人労働者と移民労働者の両方に対する強い需要があると述べています。
雇用局(DoE)は、移民労働者の代わりにタイ人を雇用したい事業者の雇用需要を調査しています。
これまでに、11万人以上のタイ人がこの部門の仕事に登録しています。

タイの労働不足にタイ人を募集。
完全な逆転現象がおきているわけなのですが、これには理由があります。

本来、外国人労働者を雇用するとなると、手続きにかかる費用やブローカーへのマージンなど、結果として膨れ上がった最低賃金の高いタイ人を雇うよりも、外国人労働者の方がコストが高くなります。
それでも外国人労働者を要望する企業が多いのは、外国人労働者の方が①勤勉な人が多い、②ある程度長く続く(タイ人はすぐ辞める)、③文句が少ない、④管理しやすい、などがあります。

どんな仕事でも、仕事に就いてある程度仕事ができるようになるには時間が必要です。
ちょっと何か言われたり、10バーツでも高い職場があればすぐに辞めてしまうタイ人は、雇用する側からもすでに煙たがられる存在となってしまっています。
そして、楽に稼げる観光業やしいては風俗産業に身をやつ
してしまう者が出てくるわけです。

コロナ禍でも仕事がたくさんあるのに、失業者が増え続けるタイ。
本来の正しい道に戻るには、今しかないと本誌では考えます。

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