【動画あり】タイのコインランドリーでファイアー!原因はライターではなく、利用客の不注意?!

昨日タイのネット界隈を騒がせていた、チャイヤプーン県のコインランドリーで発生した火災は、スポーツウェアが火事になったことによるものだということが判明しました。

最近、タイ国内で急速に店舗を拡大しつつある無人のコインランドリー店。
タイ人の家庭ではまだまだ洗濯機の普及率が低く、手とたらいで洗う家庭も多い中、ましてや乾燥機など利用したことがない人は相当数いるかと思います。
そのような時代の転換期で起きた事故ともいえるでしょう。

いくつかのメディアでは、ライターを入れたまま乾燥機を回したため、このような火事を引き起こしたと一斉に報じましたが、タイのメディアですら洗濯機(乾燥機)に関する知識がこの程度だということが分かります。

このコインランドリーを運営するオッテリ・ウォッシュアンドドライ株式会社は、公式サイトでこのようにコメントを発しています。

コインランドリーを利用する際は、利用可能な生地の種類を明記しているラベルが張り付けてあります。

2021年9月9日オッテリ・ウォッシュアンドドライ株式会社は、当社のコインランドリー内の衣類乾燥機で火災が発生した件について、明らかにします。
この火災は、お客様がライターを抜き忘れたことによるものではありません。
おそらく熱に耐えられないタイプの生地を入れたため、生地が焼かれ発火したものと考えます。

オッテリ・ウォッシュアンドドライ株式会社は、この事件について甚だ遺憾に存じております。
けが人が出なかったことは幸いです。
ニュースを聞いた後、フランチャイズブランドの所有者と技術者のチームが、火災の原因を調査するためその地域に向かいました。

その結果、ガスおよび電気システムの検査から正常に動作していることが判明しました。
そして衣類乾燥機の中から布の残骸が硬いプラスチック状に変化していたことがわかりました。
スポーツウェアなどは、乾燥機に入れてはいけない生地です。
このような生地の繊維は、熱に耐えることができないためです。
店内には、乾燥機への入れてはいけない生地の種類についてのお知らせがあります。

お客様は今でもショックを受けており、さまざまな通信社から発表されたライターを乾燥機に入れっぱなしにしたことによる火災ではないことが判明しましたので、同社は救済策を講じていることをお知らせします。
お客様には、火災による衣服の損害金として6,840バーツを支払い、さらに1,000バーツ分のコインランドリー利用クレジットをお渡ししています。

同社は発生した事故から、すべてのシステムが最高の安全基準を満たしていること、およびシステムを定期的に管理およびチェックする専門家がいることを示すことができたと言います。
これからもユーザーに質の高いサービスを提供することに加えて。お客様の安全を常に第一に考えなければなりませんと締めくくっています。

この事故はむしろ、注意書きがあるにも関わらず、対象外の衣類を入れた利用客側に責任があるように思えますが、その辺りは風評被害を恐れた企業側が泣き寝入りせざるを得ないのかもしれませんね。
前述の通り、まだまだ洗濯機すら普及率の低いタイで、店舗を拡大しつつあるコインランドリー店。
便利になるのは良いのですが、お金がもらえるとなるとワクチン保健の時のように模倣犯が出ないことを祈ります。

 

こちらの動画では、衣類がプラスティック化している様子がご覧になれます。

関連記事

最新記事

月間人気記事TOP10

ページ上部へ戻る