新型コロナの影で進む自然破壊。増え続ける使い捨て感染性医療ゴミ問題

新型コロナと戦う医療従事者の必需品の1つに「PPEスーツ」があります。
ただ、このPPEスーツのほとんどは使い捨てであるため、プラスチック廃棄物の量が増加しており、問題視されています。

そこで環境保護論者は、環境への影響を減らすために、再利用可能なPPEスーツを提案しています。
このアイデアは、多くの人にとって斬新なものであり、環境にやさしいだけでなく、コストも節約できます。

タイ保健省によると、今年の1月から6月の間​​に31,700トン以上の感染性ごみが発生したと言われています。
6月には、毎日平均210トンの感染性廃棄物が記録されました。

医療施設からであれ、家庭からであれ、感染性ごみを処分するための適切なシステムが緊急に必要とされています。

一方、環境保護論者は、再利用可能な医療の必需品が有毒廃棄物の削減に役立つ対策の一部になることを期待しています。

昨年の新型コロナの流行時には、マスク不足やPPE不足に悩まされ、生産数を大幅に増やしたため供給面では以前ほど騒がれなくなりましたが、ごみの問題は深刻です。
タイはもともと、プラスティックごみの消費が多い国で、その処理能力は低い国でした。
それゆえにコロナ以前からようやく、プラスティックごみを削減しようという動きが、小さいながらも始まりつつありました。
ただ新型コロナの感染爆増により、また海や自然が汚染されているという状況です。
コロナは人間だけでなく、自然も間接的に破壊していくウイルスだと言えるかもしれません。

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