アユタヤでは、ゾウが扮するサンタが学校のちびっこたちを表敬訪問

PHOTO: New TV

毎年アユタヤの象は、サンタクロースの衣装を着て、学校の子供たちにクリスマスのお祝いしに表敬訪問します。
しかし今年は少し様相が違いました。 生徒全員がフェイスマスクを着用しただけでなく、象も着用していました。

4匹の象は、バンコクから約1時間のところにあるジラサットウィッタヤスクールの生徒たちにフェイスマスクを配りました。
アユタヤ・エレファントパレスは、17年間学校でホリデーイベントを開催しておりましたが、今年は健康上の安全についての意識を高めることが重要だと考えたそうです。
今年は、最近の新型コロナの発生を踏まえ、この機会を利用して新型コロナ対策の普及について一般の人々の意識を高めようと思ったとのこと。

このイベントは地元の人たちから高く評価されています。
学校の英語と科学の教師は、文化を混ぜ合わせた子供たちにとって素晴らしいイベントだと語ります。

実は、毎年恒例のこのイベントは、野生生物活動家からは批判も引き起こしています。
トリップアドバイザーのさまざまなレビューによると、象の乗り物を提供するエレファントパレスも、訪問者から劣悪な環境でゾウを扱っていると批判されています。

野生生物の獣医であり、世界動物保護の顧問であるジャン氏は、学校でこのような出来事はゾウの方では受け入れられず、動物にとってストレスになる可能性があると述べています。
子供たちは、象を生物学的に野生動物ではなく、芸能人やピエロとして認識してしまっています。

しかし、アユタヤ・エレファントパレスのマネージャー、イッティパンさんは、象をサンタに扮して子供たちのためにショーをすることが、ゾウに対する搾取や拷問であるとは考えていないと言います。
彼は続けます。「私たちは観光と社会的意識のために、私たちのコミュニティで非常に長い間象を飼っていました。 ですから、今朝のように彼らと一緒に活動することは本当に自然なことなのです。象は常にタイの生活に不可欠な存在でした」

確かに動物保護の観点から言うと、ゾウを自然に戻してやるのが一番という考え方なのでしょうが、この観光業からゾウを引き離したとしても、もっと過酷な使役に利用してしまうだけなので、この程度は仕方のないことなのかなと個人的には思います。
ゾウが本当に野生として生きられるだけの土地は、この地球上にはわずかなのです。
それは人間が地球を支配している以上仕方がありません。
ただ、子供たちにはゾウは決して、芸人やピエロではなく、野生の本能をもった激しい一面があることを同時に教えて行かなければなりません。
エレファントパレスの人たちにも、その責務があるのではないでしょうか。

 

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