【タイ不動産】品確法のないタイ、隠れた瑕疵はこんなに恐い(その5)~バンコクコンドミニアム物語・藤澤愼二

2020年7月12日。
さて、この方の購入された物件のトラブルを、まず以下にまとめてみました。

1.問題となった物件は、A社開発の郊外にあるエコノミークラスのプロジェクト。

2.築4年目で、フロア元の排水管から水漏れが起こり、そのフロアにある複数のユニットに大量の生活排水が侵水。

3.この写真からもわかるように、床は水浸しで壁も水につかり、フローリングだけでなく壁紙や壁に据付られたテレビボード等の家具、建具もダメージを受け、すべて交換するしかない状態となった。

4.しかし、デベロッパーは排水管の修理と床のフローリング張替えはやったものの、家具や壁紙の被害については責任を取らず、この補修はすべて個人負担となった。

5.コンクリートが相当量の水を含んだままフローリングを張り替えたため、フローリングが湿ってしまい、その後、シロアリが発生。下の写真のようにシロアリ被害で広いエリアでフローリングが食われて欠ける事態となった。

6.これについては、デベロッパーはもう何の対応もしてくれない。

 

この続きは藤澤愼二先生のブログでご一読下さい。
(バンコクコンドミニアム物語は下記URLより)
http://bkkcondostory.com/archives/32660098.html

 

藤澤愼二プロフィール
ドイツ銀行の国際不動産投資ファンド、RREEFのシニア・アセットマネジャーで米国公認会計士などを経た後、現在はバンコクと日本を行き来し、不動産セミナー講師としても活躍する。
著書に「バンコク不動産投資」「続・バンコク不動産投資 実践編」がある。

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