【タイ不動産】今年も値上りが続くバンコクの地価(その3)~バンコクコンドミニアム物語・藤澤愼二

2020年6月27日。
ところで、実際に300万バーツ/タランワーで用地取得して30階建てのコンドミニアムを開発した場合のフィージビリティスタディをAREAがしてみたのがこの計算です。

それでも400,000バーツ/㎡で販売が可能になったとのことで、市場が低迷するついこの前まで、このあたりで販売していたコンドミニアムは600,000/㎡の値段がついていたものもあったが、それは市場度外視の価格であった、ともいっています。

その結果、400,000/㎡であれば、このエリアであればそうおかしな価格ではないので、たとえ用地が300万バーツ/タランワーであってもコンドミニアムの開発は可能だという結論です。

AREAのコメントは以上ですが、ここでいっている600,000バーツ/㎡というのはサンシリの98ワイヤレスのことだと思いますが、確かにあれはグレードはすごく高い様ですが、市場を無視したような値付けだったので、お金に糸目をつけないタイの富裕層やシンガポールや香港のお金持ちが買っていたようです。

今となっては相当な含み損を抱えているのではないかと思いますが、ああいう連中は気にしてないでしょうから構いませんが、これからワイヤレスロードの一等地でスーパーラグジュアリーが400,000バーツ/㎡で出てくるのであれば、市場さえ回復すれば買い手は出てくると思います。もっとも、外国人不在の今はまず売れないと思いますが…。

 

この続きは藤澤愼二先生のブログでご一読下さい。
(バンコクコンドミニアム物語は下記URLより)
http://bkkcondostory.com/archives/32561517.

 

藤澤愼二プロフィール
ドイツ銀行の国際不動産投資ファンド、RREEFのシニア・アセットマネジャーで米国公認会計士などを経た後、現在はバンコクと日本を行き来し、不動産セミナー講師としても活躍する。
著書に「バンコク不動産投資」「続・バンコク不動産投資 実践編」がある。

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